バレエ

2009/12/20

マリインスキー・バレエ「イワンと仔馬」

12月9日 東京文化会館

やっぱりオケが最高〜。あの厚みはほんとすばらしい。いつもあのオケで公演を観られるロシアの観客がうらやましい。

テリョーシキナは、こういう役もバッチリ。いろいろ遊びつつも、あの音楽性と正確かつ美しいテクニックはけっしてくずれない。どこを切りとっても、ほんとうに美しいライン。

ロブーヒンは、サラファーノフよりも、もうちょっとがっしりして、好青年なイワン。対して、ペトロフ@仔馬は、去年入団したばかりというだけあって、ほんと仔馬っぽくてかわいい。けなげでいっしょうけんめいなところが、役にぴったり。ラトマンスキーにインスピレーションを与えたというがよくわかる。あんな仔馬を飼ってみたい。

皇帝と家来たちがクレムリン宮殿を模した衣装を着ていたり、ジプシー(バレエではこの表現はいまだ健在)が顔を拡大プリントした服を着ていたり、いたるところにおもしろい工夫をこらしている。

≪出演≫
姫君 : ヴィクトリア•テリョーシキナ
イワン / 皇子 : ミハイル•ロブーヒン
仔馬 : イリヤ•ペトロフ
侍従 : イスロム•バイムラードフ
皇帝 : アンドレイ•イワーノフ
父親 : ロマン•スクリプキン
雌馬 / 海の女王 : エカテリーナ•コンダウーロワ
大きな馬たち : アンドレイ•エルマコフ/ カミーリ•ヤングラゾフ
ダニーロ : ソスラン•クラーエフ
ガヴリーロ : マクシム•ジュージン
娘たち : ヤナ•セーリナ/エカテリーナ•イワンニコワ/クセーニャ•ロマショワ/ヴァレーリヤ•マルトゥイニュク/エリザヴェータ•チェプラソワ/オリガ•ミーニナ
ジプシーたち : ラファエル•ムーシン/フョードル•ムラショーフ/カレン•ヨアンニシアン/エレーナ•バジェーノワ/アナスタシア•ペトゥシコーワ/ポリーナ•ラッサーディナ/リュー•チヨン/アリサ•ソコロワ

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マリインスキー・バレエ「イワンと仔馬」

12月8日 東京文化会館

ロシア民話「せむしの仔馬」が原作で、音楽はシチェドリンという、なにからなにまで、ロシアな作品。オーケストラもマリインスキーで、ついでにゲルギエフ指揮! もうとにかく楽しかった! ほんと、こうまで音がちがうのかというほど、パワフル。打楽器のドンガラも、金管楽器の音量も体にびんびんひびく。それに、オケのかたがたがにぎやかで、開演前もがやがや話しているし、終演後も舞台にむかってすごいブラボー。

ラトマンスキーは、「明るい小川」と同じように、ロシアならではの古典作品をよみがえらせるのがほんとうにうまい。コミカルでスピード感にあふれ、なおかつおしゃれ。

サラファーノフはもともと少年体型なので、たよりなさそうなイワンがよく似合う。でもステップはキレキレで美しいのはデフォルト。しかも、かなりお茶目で芸達者で、こんなに演技うまかったのねーと感心した。ソーモアは、古典作品のお姫さまより、こういう遊び心のある役のほうが生き生きしていた。ポポフの仔馬もかわいい。馬ならではの決めポーズがとくに。

皇帝と侍従は、踊りも演技も最高。イワーノフは演技はもちろん、テクもバリバリだから、もっと踊る役でも見たかったけれど、でもかわいかった。最後があんな形でかわいそう。

雌馬/海の女王のコンダウーロワが、やっぱりとても美しい。ほんと超美人でスタイル抜群でうっとり。

2009年12月8日(火) 19:00~21:20  
イ ワ ン と 仔 馬  全2幕  
音楽 : ロジオン•シチェドリン
振付 : アレクセイ•ラトマンスキー (2009年)
台本 : マクシム•イサーエフ
音楽監督 : ワレリー•ゲルギエフ
装置•衣裳 : マクシム•イサーエフ
照明 : ダミール•イスマギロフ
指揮 : ワレリー•ゲルギエフ
管弦楽 : マリインスキー歌劇場管弦楽団
  
≪出演≫
姫君 : アリーナ•ソーモワ
イワン / 皇子 : レオニード•サラファーノフ
仔馬 : グリゴーリー•ポポフ
侍従 : イスロム•バイムラードフ
皇帝 : アンドレイ•イワーノフ
父親 : ロマン•スクリプキン
雌馬 / 海の女王 : エカテリーナ•コンダウーロワ
大きな馬たち : アンドレイ•エルマコフ/ カミーリ•ヤングラゾフ
ダニーロ : イワン•シートニコフ
ガヴリーロ : コンスタンチン•ズヴェレフ
娘たち : ヤナ•セーリナ/エレーナ•ユシコーフスカヤ/クセーニャ•ロマショワ/ヴァレーリヤ•マルトゥイニュク/エリザヴェータ•チェプラソワ/オリガ•ミーニナ
ジプシーたち : アントン•ピーモノフ/フョードル•ムラショーフ/カレン•ヨアンニシアン/エレーナ•バジェーノワ/アナスタシア•ペトゥシコーワ/ポリーナ•ラッサーディナ/リュー•チヨン/アリサ•ソコロワ

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2009/12/18

マリインスキー・バレエ「眠れる森の美女」

12月5日 東京文化会館

テリョーシキナ、オーロラもすばらしい。ゆうがなアームス、うたうような脚さばき、音楽とみごとに一体して、完璧なオーロラを作りあげている。音のとりかたが、とっても好き。これからもどんどん化けそうな気がする。

シクリャローフは、踊りがものすごく成長していてびっくり。ルックス&踊りともに、りっぱなマリインスキーの王子さまになった。でもあいかわらずおしりはぷりぷりしている。けっしてぽっちゃりではないのに、あのおしりとふとももはどうして?(バレエをたまにしか観ない知人ですら、気がつくくらいなのだから。)

かわいかったフロリナは、シリンキナ。今回の来日で、いろんなところで大活躍だったので覚えた。セーリナとともに、次回が楽しみ。

それにしても、あっというまに終わってしまった3日間の『眠り』。とっても楽しかったけれど、もうすでにさびしい。つぎにこのヴァージョンが観られるのはいつだろう。

___以下コピペ

≪出演≫
オーロラ姫 : ヴィクトリア・テリョーシキナ
国王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王妃 : エレーナ・バジェーノワ
デジレ王子 : ウラジーミル・シクリャローフ
求婚者たち : コンスタンチン・ズヴェレフ
        : マクシム・ジュージン
        : アレクセイ・チモフェーエフ
        : デニス・フィルソーフ
リラの精 : ダリア・ヴァスネツォーワ
優しさの精 : マリーヤ・シリンキナ
元気の精 : アンナ・ラヴリネンコ
鷹揚さの精 : エレーナ・ユシコーフスカヤ
勇気の精 : ヤナ・セーリナ
のんきの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
ダイヤモンドの精 : アナスタシア・ペトゥシコーワ
サファイアの精 : ヤナ・セーリナ
金の精 : アンナ・ラヴリネンコ
銀の精 : エリザヴェータ・チェプラソワ
悪の精カラボス : アントン・ピーモノフ
カタラビュット / ガリフロン : ソスラン・クラーエフ
家来 : アナトーリー・マルチェンコ
フロリナ王女 : マリーヤ・シリンキナ
青い鳥 : アレクセイ・チモフェーエフ
白い猫 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
長靴をはいた猫 : フョードル・ムラショーフ
赤ずきん : エレーナ・ユシコーフスカヤ
狼 : アナトーリー・マルチェンコ
子供たち : バレエ シャンブルウエスト (指導:今村博明,川口ゆり子)

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マリインスキー・バレエ「眠れる森の美女」

12月4日 東京文化会館

やっぱりコンダウーロワのリラがとんでもなくすてき。このプロローグを見ただけでも、もとがとれた気分。ソーモアはだいぶ踊りがていねいになった。

サラファーノフ、さわやかな王子。踊りの美しさが、王子たる気品をぐっとあげる。それでも、優雅なうえに、ひとより3割たくさんまわるのがサラファーノフらしさ。

___以下コピペ 

≪出演≫
オーロラ姫 : アリーナ・ソーモワ
国王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王妃 : エレーナ・バジェーノワ
デジレ王子 : レオニード・サラファーノフ
求婚者たち : コンスタンチン・ズヴェレフ
        : マクシム・ジュージン
        : アレクセイ・チモフェーエフ
        : デニス・フィルソーフ
リラの精 : エカテリーナ・コンダウーロワ
優しさの精 : マリーヤ・シリンキナ
元気の精 : アンナ・ラヴリネンコ
鷹揚さの精 : エレーナ・ユシコーフスカヤ
勇気の精 : ヤナ・セーリナ
のんきの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
ダイヤモンドの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
サファイアの精 : マリーヤ・シリンキナ
金の精 : アンナ・ラヴリネンコ
銀の精 : エリザヴェータ・チェプラソワ
悪の精カラボス : イスロム・バイムラードフ
カタラビュット / ガリフロン : ソスラン・クラーエフ
家来 : アナトーリー・マルチェンコ
フロリナ王女 : ダリア・ヴァスネツォーワ
青い鳥 : マクシム・ジュージン
白い猫 : ヤナ・セーリナ
長靴をはいた猫 : グリゴーリー・ポポフ
赤ずきん : エレーナ・ユシコーフスカヤ
狼 : アナトーリー・マルチェンコ
子供たち : バレエ シャンブルウエスト (指導:今村博明,川口ゆり子)

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2009/12/17

マリインスキー・バレエ「眠れる森の美女」

12月3日 東京文化会館

ヴィシニョーワが神懸かり的にかがやかしくてすばらしいオーロラだった。サラファーノフもそうだけれど、やっぱりホームグラウンドのマリインスキーで踊っているほうがいい。バレエって、やっぱり総合芸術なのだとしみじみ実感する。なんというか、ロパートキナとかヴィシニョーワになると、「踊っている」というレベルをこえ、ほんとうに自然に動いているだけのように見える。ヴィシニョーワは、ファム・ファタル的な役はもちろんすごいけれど、個人的には圧倒的なお姫さまオーラ全開のオーロラが、これまで観た彼女の作品のなかではいちばん好き。コールプも、踊りはさらに磨きがかかり、風格も大幅アップして、立派な王子さまだった。

コンダウーロワのリラの精は、超美人で、長身でスタイル抜群で、しかもゆうがであたたかくて、よだれが出そうなほどすてきだった。今回いちばんの収穫はこの人だろう。あとオブラスツォーワ@フロリナ、白猫@セーリナがかわいかった。

マリインスキーの眠りはやっぱりすごく好き。とくに、がんがん踊りまくるプロローグは、この上ない幸福感につつまれる。

ところで、新国で観たこの版から、かなりいろいろ省略してあった。マリインスキーの「眠り」は贅沢に長いものだと構えていったので、けっこう拍子抜け。わたしが覚えているだけでも、省略されていたのは、プロローグでリラの精のマイム、1幕冒頭の紬を持っていて怒られる娘たちの部分、2幕冒頭の貴族たちの踊り、2幕でリラと王子が船にむかってお城にむかうところ、3幕のグラン・パ直前の従者の行進。これで30分くらいカット? でも、それなら、プロローグと1幕をくっつけてたほうがいいような気もするのだけれど、舞台転換とかいろいろ事情があるのかも?

___以下コピペ

≪出演≫
オーロラ姫 : ディアナ・ヴィシニョーワ
国王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王妃 : エレーナ・バジェーノワ
デジレ王子 : イーゴリ・コールプ
求婚者たち : コンスタンチン・ズヴェレフ
        : マクシム・ジュージン
        : アレクセイ・チモフェーエフ
        : デニス・フィルソーフ
リラの精 : エカテリーナ・コンダウーロワ
優しさの精 : マリーヤ・シリンキナ
元気の精 : アンナ・ラヴリネンコ
鷹揚さの精 : エレーナ・ユシコーフスカヤ
勇気の精 : ヤナ・セーリナ
のんきの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
ダイヤモンドの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
サファイアの精 : マリーヤ・シリンキナ
金の精 : アンナ・ラヴリネンコ
銀の精 : エリザヴェータ・チェプラソワ
悪の精カラボス : イスロム・バイムラードフ
カタラビュット / ガリフロン : ソスラン・クラーエフ
家来 : アナトーリー・マルチェンコ
フロリナ王女 : エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
青い鳥 : アレクセイ・チモフェーエフ
白い猫 : ヤナ・セーリナ
長靴をはいた猫 : フョードル・ムラショーフ
赤ずきん : エレーナ・ユシコーフスカヤ
狼 : アナトーリー・マルチェンコ
子供たち : バレエ シャンブルウエスト (指導:今村博明,川口ゆり子)

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マリインスキー・バレエ「眠れる森の美女」

12月3日 東京文化会館

ヴィシニョーワが神懸かり的にかがやかしくてすばらしいオーロラだった。サラファーノフもそうだけれど、やっぱりホームグラウンドのマリインスキーで踊っているほうがいい。バレエって、やっぱり総合芸術なのだとしみじみ実感する。なんというか、ロパートキナとかヴィシニョーワになると、「踊っている」というレベルをこえ、ほんとうに自然に動いているだけのように見える。ヴィシニョーワは、ファム・ファタル的な役はもちろんすごいけれど、個人的には圧倒的なお姫さまオーラ全開のオーロラが、これまで観た彼女の作品のなかではいちばん好き。コールプも、踊りはさらに磨きがかかり、風格も大幅アップして、立派な王子さまだった。

コンダウーロワのリラの精は、超美人で、長身でスタイル抜群で、しかもゆうがであたたかくて、よだれが出そうなほどすてきだった。今回いちばんの収穫はこの人だろう。あとオブラスツォーワ@フロリナ、白猫@セーリナがかわいかった。

マリインスキーの眠りはやっぱりすごく好き。とくに、がんがん踊りまくるプロローグは、この上ない幸福感につつまれる。

ところで、新国で観たこの版から、かなりいろいろ省略してあった。マリインスキーの「眠り」は贅沢に長いものだと構えていったので、けっこう拍子抜け。わたしが覚えているだけでも、省略されていたのは、プロローグでリラの精のマイム、1幕冒頭の紬を持っていて怒られる娘たちの部分、2幕冒頭の貴族たちの踊り、2幕でリラと王子が船にむかってお城にむかうところ、3幕のグラン・パ直前の従者の行進。これで30分くらいカット? でも、それなら、プロローグと1幕をくっつけてたほうがいいような気もするのだけれど、舞台転換とかいろいろ事情があるのかも?

___以下コピペ

≪出演≫
オーロラ姫 : ディアナ・ヴィシニョーワ
国王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王妃 : エレーナ・バジェーノワ
デジレ王子 : イーゴリ・コールプ
求婚者たち : コンスタンチン・ズヴェレフ
        : マクシム・ジュージン
        : アレクセイ・チモフェーエフ
        : デニス・フィルソーフ
リラの精 : エカテリーナ・コンダウーロワ
優しさの精 : マリーヤ・シリンキナ
元気の精 : アンナ・ラヴリネンコ
鷹揚さの精 : エレーナ・ユシコーフスカヤ
勇気の精 : ヤナ・セーリナ
のんきの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
ダイヤモンドの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
サファイアの精 : マリーヤ・シリンキナ
金の精 : アンナ・ラヴリネンコ
銀の精 : エリザヴェータ・チェプラソワ
悪の精カラボス : イスロム・バイムラードフ
カタラビュット / ガリフロン : ソスラン・クラーエフ
家来 : アナトーリー・マルチェンコ
フロリナ王女 : エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
青い鳥 : アレクセイ・チモフェーエフ
白い猫 : ヤナ・セーリナ
長靴をはいた猫 : フョードル・ムラショーフ
赤ずきん : エレーナ・ユシコーフスカヤ
狼 : アナトーリー・マルチェンコ
子供たち : バレエ シャンブルウエスト (指導:今村博明,川口ゆり子)

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2009/12/04

マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」

11月29日 東京文化会館

すーごーくーよかった!!!

もう数えきれないほど見ている白鳥だというのに、ときにこういうことが起きるのだから、見るのをやめられない。

今回のマリインスキーでいちばん楽しみにしていたテリョーシキナとサラファーノフの組みあわせ。前回来日のこの顔合わせ&演目で、ふたりともお気に入りになったのだけれど、あのときの新鮮さはそのままで、さらにパワーアップしていた。

テリョーシキナ、やっぱり好き好き好き。ロパートキナと見比べて、優劣ではなく、個人的な趣味として、どうしてテリョーシキナのほうが好みかというと、彼女は基本女の子で姫なのね。どうやら、姫かつ女の子というのが、わたしのツボらしい、と今回しみじみ思った。(ロパートキナは、おとなの女性で女王だから、すばらしいとは思いつつも、「萌え」はないのである。)

あと、テリョーシキナの洗練された動き、緩急のメリハリきいたアクセントのつけかたもツボ。あのコントロール力はほんとすばらしい。これからますます立派なプリマになるのだろう。でもその前に、眠りとイワンが楽しみー。(どちらも姫だ!)

サラファーノフは、いろんなところでの客演を見たけれど、やっぱりマリインスキーがいい。ついでに、町の気さくなお兄ちゃんとかよりも、王子がいいー。ほんと少年そのままの王子で、体型からして頼りなさそうで、でも踊りは軽やか&端正&優雅なところがすてき。しかも、ただまっすぐな王子というよりも、少年王子が困難に立ちむかうという、ジークフリートが個人的にはいちばんツボかも。テリョーシキナとの組みあわせも、少女漫画の王道という感じで切なくて胸が締めつけられる。

サラファーノフ、2幕のヴァリエーションの最後には、普通より2倍ぐらい多くまわっていた。それでも余裕に軽やかできれいなのが、サラファーノフのすごいところ。

今日は、1幕のワルツとかが、エルフの宴のようにこの上なく美しくて、涙ものだった。あんなにきれいな人たちが集団でいるだけで、奇跡としいかいいようがない。

以下コピペ

<大きな白鳥>ユリアナ・チェレシケーヴィチ→エカテリーナ・コンダウーロワ

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出 演≫
オデット/オディール : ヴィクトリア・テリョーシキナ
ジークフリート王子 : レオニード・サラファーノフ
王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ
道化 : グリーゴリー・ポポフ
悪魔ロットバルト : コンスタンチン・ズヴェレフ
王子の友人たち : エリザヴェータ・チェプラソワ/マリーヤ・シリンキナ/アレクセイ・チモフェーエフ
小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/エカテリーナ・コンダウーロワアナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
2羽の白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリク
スペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ/イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
ナポリの踊り : ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフ
ハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
マズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ/スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ/カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ


【上演時間】 約3時間    【終演予定】 18:00
第1幕 65分 - 休憩 20分 - 第2幕 40分 - 休憩 20分 - 第3幕 25分

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2009/11/29

マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」

11月27日 東京文化会館

さーすーがー、マリインスキー。主役からコールドまで、みなさん彼岸的に美しい。ひさびさに見て、あらためてしみじみと見ほれた。

ロパートキナは、あいかわらずの名人芸。呼吸をするように、ごくごく自然にするするおどり、しかもつねに完璧ラインを保つ。可動域はひろいのに、けっして必要以上に脚をあげることもない。でもオディールになると、メリハリとアクセントをきかせ、しっかりと演じ分けている。やや不調気味なところもあったけれど、全体的にあの高水準ってすごすぎ。今のダンサーで、クラシック・バレエの様式美は、ロパートキナとザハロワが双璧だろう。

コルスンツェフは、おっとりしながらも、端正な王子さまでよかった。あと、トロワのジュージンが、やわらかくはつらつとしていて印象に残った。

以下コピペ

2009年11月27日(金) 18:30~21:30
白 鳥 の 湖 3 幕 4 場
音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮 : ボリス・グルージン
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出 演≫
オデット/オディール : ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子 : ダニーラ・コルスンツェフ
王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ
道化 : グリゴーリー・ポポフ
悪魔ロットバルト : コンスタンチン・ズヴェレフ
王子の友人たち : ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/マクシム・ジュージン
小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/ユリアナ・チェレシケーヴィチ/アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
2羽の白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリク
スペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ/イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
ナポリの踊り : ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフ
ハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
マズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ/スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ/カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ


【上演時間】 約3時間    【終演予定】 21:30
第1幕 65分 - 休憩 20分 - 第2幕 40分 - 休憩 20分 - 第3幕 25分

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2009/11/21

東京バレエ団「くるみ割り人形」

11月20日(金) 東京文化会館

東バのくるみはすごくひさしぶり。マラーホフ&ポリーナ以来かも?

コジョカルは、幕があがって姿を確認するまで、どきどきだった。そして、はじまってみると、やっぱりかわいいーー! もちろんそれだけじゃなくて、力みのまったくないかろやかな踊りで、きらきらしたオーラをふりまき、東バのダンサーよりもちっちゃいのに、自然と目がコジョカルに吸いよせられてしまう。つま先立ちで足を前後にこまかく動かすだけでも、ほんとうに音楽的(今回いちばんの感動ポイントはここだった)。でも2幕のグラン・パでは、あいらしさの上に威厳をそなえ、しっかりと演じ分けていた。こんぺい糖のヴァリエーションが、柔らかく、甘くて、まさにお菓子の妖精だった。

コボーは、威厳高く、包容力のある王子さまですてきだった。ちょっと安全運転? な気もしたけれど、前日に来日して、3日連続公演だから、ペース配分は大切ということでOK。まずなによりも、おとぎの魔法を創りあげることが大切だもの。

ベタなねずみの王さま&けらいも、おとぎ話っぽくてよいかも。ドロッセルマイヤーは、お兄さん風&バリバリ踊る系。くるみ割り人形も、クララと踊るところは、人形ではなくて、人間なのがめずらしい。全体としては甘めな感じで、わたしは好き。

そういや、グラン・パは、ロイヤルのヴァージョン? DVDで何度も観た都さん&コープと同じだった気がするのだけれど。それでも、もともと東バのヴァージョンもロイヤルと同じ踊り?

中国の佐伯さん、顔がちっちゃーい! さいきん、佐伯さんがよく目にとまる。わたし好みでかわいい。

*以下コピペ

◆主な配役◆
クララ:アリーナ・コジョカル
くるみ割り王子:ヨハン・コボー

【第1幕】
クララの父:柄本武尊
クララの母:井脇幸江
兄フリッツ:青木淳一
くるみ割り人形:氷室友
ドロッセルマイヤー:後藤晴雄
ピエロ:平野玲
コロンビーヌ:高村順子
ムーア人:小笠原亮
ねずみの王様:梅澤紘貴

【第2幕】

スペイン:乾友子-木村和夫
アラビア:西村真由美-柄本弾
中国:佐伯知香-高橋竜太
ロシア:田中結子-松下裕次
フランス:高村順子-吉川留衣-長瀬直義
花のワルツ(ソリスト):
矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、日比マリア
宮本祐宜、梅澤紘貴、安田峻介、柄本武尊

指揮: デヴィッド・ガーフォース
演奏: 東京ニューシティ管弦楽団
児童合唱:東京少年少女合唱隊

◆上演時間◆
【第1幕】 19:00 ~ 19:55
休憩 20分
【第2幕】 20:15 ~ 21:05

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2009/10/18

新国立劇場バレエ「ドン・キホーテ」

10月17日 オペラ劇場

キトリ:川村真樹、バジル:芳賀望

川村さん、すてきだった!「きれいなお姉さん」系のキトリ。インタビューで、キトリは自分のタイプの役じゃないと思っていたというようなことをいっていたけれど、だからこそ、一から役を創りあげたかんじがする。どのしぐさも計算しつくされ、でもとても自然で、わかりやすかった。バジルの手をはらったりする、ちょっとしたしぐさがほんとかわいー。踊りも、1幕から安定感あったし、いつもの透明感もばっちりで、なんてチャーミングなキトリだったんだろう。ライモンダ、キトリと、どんどん開花していく川村さんを見ていくのは、なんて嬉しい&楽しいんだろう。「くるみ」も楽しみだなー。今回は「白鳥」がないのが残念。

芳賀さんは、当たり役のバジルだけあって、キレも濃さもばっちりだった。回転が調子よかったみたい。片手リフトも余裕だった。

トレウバエフのエスパーダ。やっぱりこの人がいると、舞台が何割増しで楽しくなる。もちろん主演もいいけれど、これからもほかの日も踊ってほしい。西山さん、遠藤さんのキトリ友人は、もう名人芸といっていいほど。

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