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2008/09/21

「ザックのふしぎたんけんノート」



『ぼくのペットは恐竜』『体をぬけだし空を飛べ!』(ダン・グリーンバーグ、原京子訳、原ゆたか絵、メディアファクトリー)

「ザックのふしぎたんけんノート」シリーズの刊行が始まった。じつはこれ、「ドラゴン・スレイヤー・アカデミー」第1シリーズの8巻『ほろびの予言』で登場する「ザック」が主人公の物語。アメリカでは出版社が一緒で、DSAシリーズ8巻と、「ザック」シリーズ18巻でコラボレーションをした。当然、「ザック」シリーズにもウィリーたちは登場するが(こちらでは、ザックがドラスレを去ったあとの話もある)、日本語版でこの巻が訳されるかどうかは不明。もし出たら、楽しみ。というのは、なんと日本語版で挿し絵を描いているのが、「かいけつゾロリ」シリーズで大人気の原ゆたかさんだから!

「ゾロリ」シリーズ同様に、それはもう遊び心いっぱいで、台詞が吹きだしになっていたり、キャラクターがページせましと動いているみたいだったり、黒地に白い線の絵があったり、「挿しそえる絵」という範ちゅうを完全に越え、見事に文章と一体化している。文章も、本職の作家さんだから、日本語版にばっちり語り直してあり、翻訳くささがない。もとから日本語の作品のような感じ。翻訳者としては、こういう姿勢はおおいに見習わなきゃなあ。

すべてにおいて、子どもに楽しんでもらおうという精神に満ちていて、すっごくいい本作りだと思う。巻末には、原さんらしいニューヨークガイドが、これまたおもしろくてわくわくする。こんなすてきな本にしてもらって、原作者はきっとよろこんでいるだろうし、日本の子どもたちも幸せだよ。

あとこれは個人的なことだけれど、じつは、『ぼくのペットは恐竜』に登場するシャンプレーン湖って、わたしの母校の町にあったのだ。もちろん「シャンピー」も有名。こんなところで、なつかしい場所が出てきたのもうれしかった。

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