東京バレエ団「スプリング・アンド・フォール」「時節の色」
3月23日 ゆうぽうと
わたしにしてはめずらしく、コンテンポラリーの公演。ついでに、東京バレエ団オンリーも、けっこうひさしぶり。
ノイマイヤーは、音楽と踊りの調和が美しいのがいい。おまけに、シンプルながらも、なんとも効果的な舞台が印象的。光のあんばいで、高さと奥行きの質感があんなに出るとは、びっくり。ダンサーのいる部分だけじゃなくて、高い天井をふくめて、あの舞台空間そのままが、ひとつの絵のようだった。なにもない空間さえも、ひたすら美しさを放っているというか……。
クラシック偏重の自分の好み分析としては、クラシック音楽を、きれいに振り付けてくれている演目なら、コンテンポラリーでも好きだなーと実感した(とくに、踊りの洪水! みたいなのはツボ)。となると、バランシンも好きなはず。でもバランシンのほうがより抽象的なためか、作品&音楽を完璧に体現してくれないと、なかなかハマれないのかも。しかも、長めの作品だと、プリンシパルからコールドまで、トータルで音楽が視覚にうったえる効果を生むのはなかなか大変そう。ガラでよく観る「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」なんかは大好きだけれど、踊るのはふたりだけだし、あれくらいポピュラーな作品だと、きちんと踊れるダンサーが多いともいえる? なんだか話がずれたけれど、それだけバランシンってむずかしくて、踊り手には挑戦しがいがあるのだろう。
作品としては、「スプリング・アンド・フォール」のほうが好みかも。けれど「時節の色」も、東京バレエ団のために振り付けられただけあって、それぞれのキャラとパートがうまく合っていた。とくに高岸さん、ユーモアとペーソスが、すごくバランスよい。斎藤さん、吉岡さん、木村さんとかも、はまっていた。
そうそう、ハンブルグ・バレエ団は来年2月に来日するらしい。「人魚姫」が候補みたいだけれど、どんな作品なんだろう? 尾びれのときは、どうやって踊るのかしら?? とにかく、アンデルセンのバレエ、楽しみー。
ちなみに、「スプリング・アンド・フォール」は、「跳躍と落下」「春と秋」のどっちだろう? と思ったら、どっちも含んでいるみたい。だから、そのままカタカナ表記なのね。こういうの、児童書で出てきたら、どうするんだ? どうしよう? すごく困るだろうなあ、と、プチ職業病チックなことを考えた。で、答えは……知らない。仕事じゃないことで、悩みたくないもん。
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