「マラーホフの贈り物」Bプロ
2月22日 楽日 東京国際フォームC
「牧神の午後」
ポリーナ・セミオノワ ウラジーミル・マラーホフ
これもマンガとかでなじみはあったけれど、初めてみた。いやー、きれいなふたり。マラーホフ、ほんとラインが美しい。ポリーナは、かわいくて色っぽくて、またメロメロだった。
「グラン・パ・クラシック」
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ
Aプロの演目よりよかった。アダージオでは気にならないのだけれど、やっぱりサレンコ、ソロになると、微妙に音楽とずれているのが気になる。もともとの身体能力の高さは買うけれど。コンヴァリーナはAプロよりずっとシャープでよかった。そうそう、アダージオの片足バランス? はすごかった。この人のバランスで、ほんとうに感心できたのはここだろう。
「ハムレット」
マリーヤ・アレクサンドロワ セルゲイ・フィーリン
アレクサンドロワ、迫力ある。こういう作品は苦手なわたしでも、踊り手がよいと、じゅうぶんに楽しめる。
「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
イリーナ・ドヴォロヴェンコ マクシム・ベロツェルコフスキー
アダージオがストーリーを感じさせてくれて、すてきだった。これならABTの「白鳥」も見にいこうかな、と思ってしまったくらい。
「バレエ・インペリアル」
ポリーナ・セミオノワ ウラジーミル・マラーホフ
去年の「真夏の夜の夢」のときは爆睡してしまった作品。この日も寝不足な上に、朝から出ていたので、ポリーナ&マラーホフでも起きていられるだろうか? とちょっと不安だったけれど、ポリーナがあまりにすばらしくて、眠気なんてふっとんでしまった。もう、最初に出てきたときの、ほんとうに音符を体現しているようなクリアな動きに釘付け。わたしがポリーナ好きなのは、やっぱりこの音感も尾大きいと思う。とにかく、音楽と踊りが融合して、美しいこと〜♪ ぎゃくにポリーナが出ていないときは、申し訳ないけれど差がありすぎて、飽きてきたころにまたポリーナ登場、という繰りかえしだった。マラーホフは、やっぱりまだ脚をかばっているかなーとも思えるのだけれど、そもそものラインが美しく、きれいにまとめてくれた。
「シンデレラ」
マリーヤ・アレクサンドロワ セルゲイ・フィーリン
これも、ふつうだったらつまんないと思うけれど、ダンサーが良かったので耐えられた。作品としては、個人的にこの「シンデレラ」はペケだけれど。
「アポロ」
イリーナ・ドヴォロヴェンコ マクシム・ベロツェルコフスキー
美しかった、くらいしか覚えていないけれど、期待以上によかった。というか、やはり基本的にこのかたたちは、私のストライクゾーンから外れるみたい。(だから、ガラで観るにはとっても満足だけれど全幕主演では観ないほうが吉かも。)
「ドン・キホーテ」
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ
Aプロよりはよかった。でも、音楽を犠牲にしてまで、バランス技は見せつけなくてもいいかも。いや、ガラだから、これでいいのか? と複雑な気分。でも、やたらめったら計画性なしにバランスを取りいれるより、ここぞ! と見せたほうが効果的なのでは? フェッテも、音楽無視してとにかくダブルやトリプル入れてまわればいいってものじゃなくて、シングルでもいいから、きれいに回ってほしい〜。
「ラ・ヴィータ・ヌォーヴァ」
ウラジーミル・マラーホフ
Aプロのときとちょっと振り付けがかわっていて、なんとグランジュテしていた。ふだんのマラーホフの軽やかさはまだ戻っていないけれど、それでも、楽日だから、お客さんのためにがんばったのだろうな、かれのことだから。
で、カーテンコールも、またジャンプして登場したり、ほんと、マラーホフってプロフェッショナルでサービス精神あふれる人なんだな。ポリーナをむかえるときには、ずっこけてから、アルブレヒトみたいなポーズとっているし。
フィーリンがお子さんを披露したり、紙吹雪とりぼんが落ちてきたらアレクサンドロワが遊んでいたり、楽日ならではの楽しみもあった。マラーホフのガラは、毎回とても満足して幸せな気持ちになれる。ぜひまたきてほしい。(垂れ幕には「また会いましょう!」と書いてあったから、きっとやってくれるだろう。)
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