モスクワ音楽劇場バレエ「白鳥の湖」
12月27日
オデット/オディール:タチヤーナ・チェルノブロフキナ、王子:ゲオルギー・スミレフスキ
評判の高いブルメイステル版を、これまた評判の高いチェルノブロフキナで見る。
一幕が、オーソドックスなヴァージョンとは大分変わっていて、おもしろいとは思うのだけれど、個人的には違和感があった。ちょっと無駄に長すぎかも。よくいえば、古き良き?ロシアの、優雅で余裕ある演出というか……。トロワがカトルだったりして、ごうかなんだろうけれど。通常3幕での「黒鳥のパ・ド・ドゥ」アダージオが1幕にきているのが、(個人的には)中だるみで飽きてしまったかも……。あと、休憩3回ってのも、疲れる! せめて、1幕と2幕はくっつけてほしい。
二幕は、いわゆる見慣れた白鳥の情景。やっぱりここは完成度が高すぎて、下手にいじれないのかなあ。コールドは多少ちがいはあっても、ぜんっぜん別ものみたいなのは、AMPくらいしか記憶にない。四羽の白鳥にいたっては、どれもまったく同じ?
チェルノブロフキナは、期待に違わず、美しい〜〜! どの部分も、どのラインも、なにをしてもしていなくても、白鳥のお姫さまそのもの。ただただうっとり見つめてしまった。
三幕は、一幕同様かなり変わっていたけれど、こっちはすごく楽しかった。ロットバルトと、手下の使い方が、計算しつくされていて、見ていてあきない。それに、みなさんとっても役者! チェルノブロフキナは、ザハロワとかポリーナちゃんとか、現代っ子バレリーナというより、ニーナに近い、古典的あるいは王道的なバレリーナ。でも、そこが個人的にはすごーくツボで、様式美をかんぺきに表現し、かつ圧倒的な美しさに酔いしれた。
レドフスカヤの白鳥も観たかったなあ。この版、長いのがネックだけれど、ダンサーもオケもすばらしかったので、ぜひまた近いうちに来てほしい〜。
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