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2006/11/13

新国立劇場バレエ「白鳥の湖」

11月12日
オデット/オディール:スヴェトラーナ・ザハロワ、ジークフリート王子:デニス・マトヴィエンコ

今回から新製作。プロローグとして、ブルメイステル版のようにオデット姫が悪魔に白鳥に変えられる場面がある。ザハロワ@オデットが刺繍をしているのだが、ただそれだけのポーズでも彼岸のように美しい。ザハロワは、ややふっくらしていた前回の「ライモンダ」のときより細くなって、もともと完璧なラインの精度をさらに高めていた。オデットのときは、あまりの造形美に、ストーリーを忘れてただただ見とれてしまいがちになってしまう。オディールのときも、ザハロワの場合、意識的に毒気を出さずとも、存在するだけで非現実→魔的に見える。オデットもオディールも、そういう意味でも紙一重ということか。だから、最後のハッピーエンドは、ザハロワにはあまり合わないのかも。しかも、今回はたいして戦わないし。

マトヴィエンコは、イケイケアンチャンぽかったのが、ずいぶん青年らしくなってよかったのでは。メイクもナチュラルで違和感なかった。ここ最近は、ボリショイでこのザハロワと踊ったり、こんどはベルリンでポリーナちゃんと踊ったりして、着実にステップアップしているのだろう。(が、今回は完全にザハロワに貫禄負けしていた。)

そういえば、マトヴィエンコもザハロワもキエフ学校出身で(後にザハロワはワガノワに転校)、年もひとつふたつくらいしか違わないはずなので、学校時代からよく知った仲なのかも。

それより、今回もウヴァーロフが見られなくて残念。ウヴァーロフは、とくにジークフリート王子がお気に入りなのに。ザハロワをやさしくつつみこむ甘い包容力が好き。怪我が早くよくなりますように。グルジア国立で、ニーナとの共演はぜひとも実現してほしい。

ほかは、道化のバリノフがあいかわらずめちゃくちゃかわいかった。踊っていないときも、脇のほうであれこれ遊んで(?)いて、目が離せない。王妃の衣裳は、白雪姫の継母に似ている、とおもってしまった。ソリストでは、今回も川村さんについつい目がいってしまう。ここのところ、ぐんぐん輝きを増している。「眠り」のオーロラがますます楽しみ。話題のルースカヤは、長ったらしくてつまらない。わざわざ入れてある意味もよくわからないし。湯川さんだからまだ見られたものの、別の若手さんなんて、どうなるんだろう。

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