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2004/10/07

現実の「アグリーガール」

中三の男子が、パイプ爆弾をつくって逮捕されたというニュース。学校のアンケートで、10月5日に学校を爆破すると記入していたとか。通報を受けて警察が部屋を調べたところ、爆弾がみつかった。爆弾の作り方はインターネットで調べたそうだ。詳細はこちら

『アグリーガール』の導入部は、一瞬、「ええっ、そんなことあるの?」と思うのだけれど、事実は小説よりも奇なり。しかも、アメリカじゃなくて、日本の話ってのが怖い。

あと、『アグリーガール』では、通報を信じてしまった校長&警察のせいでマットがひどい目にあうのだが、通報が偽物かほんものかなんて、受け手の判断にゆだねられるから、ひとつ間違えれば大変なことになる。で、ほんものの通報を「いたずら」とみなしたのが次のニュース。放火犯人が、犯行後に2回、119番したが、どちらも「いたずら」と処理されてしまったとのこと。詳細はこちら。もっと早く対応していれば、被害は少なかったかもしれないのに。

こういう社会の闇を見すえて、どちらの可能性も考えさせるオーツの才能って、やっぱりすごい。

ところで、今年もノーベル賞の季節がやってきた。文学賞の発表は、たしか明日。オーツファンのメーリングリストでは、「今年こそ?」とざわざわしている。そろそろアメリカの作家がとってもいい時期だと思うのだけれど、今の社会情勢を見ると、どうかなあ?? と思う。しかも、オーツは社会的な女性作家というのはともかく、ユダヤ系なのが今の時代では逆風になっているような気がする。(もちろん、人種や民族に関係なく、すぐれた作家が受賞すべきだとは思うけれど、ノーベル賞はどうしても、そういった時代の風潮やバランスに左右されるから。)

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コメント

残念、ノーベル文学賞はオーストリアのウェリネクさんでしたね。

投稿: さかな | 2004/10/08 10:19

>さかなさま
そうそう、オーツ、今年も残念でした。ファンの人たちは、MLでかなり怒っていましたよ(苦笑)。まあ、こればっかりは、しかたないですね。

投稿: 神戸万知 | 2004/10/08 22:46

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