新国立劇場バレエ団「ライモンダ」
2004年10月15日 新国立劇場バレエ団「ライモンダ」@新国立劇場オペラ劇場
ライモンダ:スヴェトラーナ・ザハロワ、ジャン・ド・ブリエンヌ:アンドレイ・ウヴァーロフ、アブデラクマン:ロバート・テューズリー
「ライモンダ」全幕は初めて見る。音楽がきれいだし、踊りもきれいで華やかで、ストーリー無視して観ても、それだけでも楽しめそう。
ザハロワ@一幕は、調子悪い? と思うほど、いつもの圧倒される雰囲気がなかった。初めて地に降りてきたというか。初役だから緊張しているのか、または、こなれていないのか。でも、だんだんと調子を上げてきて、二幕のソロは圧巻だった。三幕のパ・ド・ドゥは、踊りこんであるのか、いつもの女神にもどって天に帰ってしまった。しかし、ザハロワほどの容姿と才能にめぐまれたダンサーでも、あの完璧な踊りをつくりあげるまでには、並大抵じゃない努力がいるのか、としみじみ感じて、いつもは「人間じゃない」とばかり思っていた彼女に親近感がわいた(といっては失礼かもしれないが)。
ウヴァーロフ@ジャンは、さすがベテランだけあって、余裕のヴェールをまとい、初めてのザハロワをうまくリードしていたと思う。でも、たんにリードしているだけでなく、ラインがいつでも美しい。あの長身(190センチ)に、白タイツが有無をいわざす似合ってしまう腰から下のラインは、それだけで見にきたかいがあった思わせてくれる。踊りも丁寧で、のびやかで、ああ、美しい。
テューズリー@アブデラクマンは、ふだんのルックスからは想像しにくかったのだけれど、さすがは演技派。かっこよかった。でも、踊る場面が少なくてもったいない。最後に脳天割られて死んでしまうのは、ちょっと演出としてどうかなーと感じた。
舞台は飾りすぎずにスッキリ、でも豪華という印象だった。三幕の青地に星の背景がとくに気に入った。衣裳も、全体的にすてきだった。
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