「ディズニー、『ロード・オブ・ザ・リング』をしのぐファンタジーシリーズを映画化」
「ナルニア」のニュースかとおもったら、「アバラット」だった。詳細はこちらからどうぞ。
率直な感想:「指輪」をしのぐわけない。
「アバラット」は全四巻シリーズの予定だが、今日時点で、まだ一巻しか発売されていない。原書二巻は10月1日発売である。だから、現時点で「しのぐファンタジーシリーズ」なんてほざくのは、無知で怠惰で傲慢だ。
ついでに、一巻を邦訳で読んだけれど、「指輪」の広大な世界観にはとうてい及ばない。ぐちょぐちょキモいのが好きな方はいいだろうが、全世界的に読者を魅了する作品だとは思えなかった。作者の脳内妄想みたいな部分も多く、読みづらくてわけがわからないし(原書をあたっていないので、原書が読みづらいのか邦訳が読みづらいのかは知らない)、なんとか読了したけれど、続きは興味なし。
日本では、邦訳発売時にソニーマガジンズがかなりがんばって、電車の中吊りなどにも宣伝をのせていたが、お金をかけたわりにはあまりさわがれないまま、記憶にとどまることなくいつのまにか消えていたという感じ。(じっさい、今の日本のファンタジーブームのなかで、この本を知っているか、覚えている人って、少ないのでは? わたしのまわり(=業界の人)でさえそうなのだから。)
映画化で、また話題になるのだろうが、ディズニーってば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ニモ」みたいに当たりもあるけれど、ガンバッタわりにハズレってのも少ないくないので(いちいち名前は挙げないけれど)、この「アバラット」にいたっては後者になるような気がする。ヴィジュアル的にハリウッド映画には合うと思うけれど。
やっぱり「ロード・オブ・ザ・リング」に匹敵するかもしれない映画として期待したいのは、「ナルニア」だろう。作品としても、「指輪」と遜色ないし。ディズニー、こっちは(を)がんばってね。
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