映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観た。
わたしはハリポタファンではないのにもかかわらず、原書・邦訳ともに、既刊本はぜんぶ読んでいる。で、ファンではないから(しつこい)べつに思い入れとかはないので、その観点からすると、よくまとまっていたと思う。でもやはり原作を知らないでみた友人は? なところもあったらしいが。あれだけのぶあつい本を2時間にまとめなければならないのだから、いろいろ省かれているのはしかたがない。まあ、原作をきちんと読んできた生粋のファンは、読んだものにしかわからない特典があるということで。
4巻、5巻は、映画のほうがさらにまとまりがよくなりそうな予感がする。というより、4巻、5巻はむだにだらだら長すぎで、2〜3時間でまとめなければならない映画では必然的にぜい肉を一気にそぎおとさなければならないから。ファンはちがう捉え方をするかもしれないが。
ハリー、ロン、ハーマイオニーをはじめ、登場人物たちは原作のイメージを補完しているし、ハリポタらしい戯画的なコミカル・シーンをしっかりと映像化していた。ハリーたちはいい感じで成長しているし、マルフォイは二枚目俳優をつかっているのに(だから彼は人気がある)、扱い方はあくまでチンピラザコキャラなのが、ハリポタらしくていい。
が、ネビル。べつに、映画のネビルに違和感があるわけではないが、映画でああいう「うすのろキャラ」を強調して(しかも、かなりどぎつい)、それに原作者ローリングがオッケーを出したってことは、彼はああいうキャラで確定ってことだろうか。というのは、続巻を読んでいて、先にいくにつれてネビルの存在意義がハリーと関係があるような匂いがしていたのだ(ハリーの境遇とシンクロする部分も多いし)。だから、ひょっとすると後々大化けするかもと思っていたのだが、あの映画のキャラづくりだと、かなり無理がありそう。映画からシリーズ続きを予測できることもあるのか。あ、映画と原作は別と考えることもできるけれど、ハリポタの場合は、ローリングがあれほど口出ししているので、かなり密接につながっていると考えていいと思う。
エンドロールは、カギとなるアイテムを使ったところに工夫が感じられたが、ちょっと長すぎでうんざりしてしまった。でも、さいごのさいごのしかけは、ポッタリアンにはたまらないのだとか?
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