ジョイス・キャロル・オーツ
『アグリーガール』に前後して、ジョイス・キャロル・オーツの邦訳がぽこぽこ発売されている。
『アメリカ新進作家傑作選 (2003)』
『ブロンド〈上〉—マリリン・モンローの生涯』
『ブロンド〈下〉—マリリン・モンローの生涯』
『アメリカ新鋭作家選』は、厳密にいうと、オーツが書いたのではなくて、編纂したもの。『ブロンド』は、発売当初アメリカではかなり話題になり、全米図書賞とピューリッツァー賞にノミネートされた。ほかの国では早々に版権が売れたそうだが、日本ではなかなか手があがらず、オーツがぷりぷり怒っていたと青山南さんがどこかのエッセイで書いていらしたが、けっきょく講談社がやったのか。原本はとんでもない長さだから、翻訳するとさらに増えて、上下でもおそろしい厚さになっている。
ところで、『ブロンド』の邦訳が出たのは、『アメリカ先鋭〜』のあとがきを読んで知ったのだが、アマゾンに検索をかけても出てこない。というのは、オーツの名前表記が、「ジョイス・C・オーツ」だからなのである。わたしは、オーツの場合、どうも真ん中を省略する気になれない。まあそれはいいとして、その程度の表記分けくらい同一人物だと認識してくれないものか。ついでに、訳者の漢字表記とひらがな表記も(子どもの本の場合、絵本は訳者名がひらがな表記になることが多い)。同じ名前を含むまったく別の作家とか、名前の順序が違う作家は、混合するくせにー(これがひじょうにやっかいなのだ)。
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